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【今週(4/5~)の自家焙煎&ハンドドリップコーヒー】

A.中国 雲南シモン 500円

<豆の特徴>
雲南アラビカ「思茅(シモン)」が栽培されている地区は、グルメコーヒーの基準でもある、標高1300m~1500mの肥沃な赤土の山岳地帯にあり、さらには無農薬農法を用いています。この恵まれた農園では、赤く熟した実を丁寧に一粒一粒摘み取り、清流を利用した水洗処理によって精製されたパーチメントは、むしろの上で天日乾燥させます。そして脱穀されたグリーン生豆は、少しの雑味も出さない様に比重選別され、さらにハンドピックされます。基本的に食品の管理面で良い印象のない国ですが、こちらは点検済みで良質でクリーンなカップをお楽しみ下さい。

<焙煎担当コメント>
中国のコーヒー??と思われる方も多いかもしれませんが、雲南省はぎりぎり北緯25度のコーヒーベルトに入っていて、コーヒー栽培に適したエリアです。欠点豆を丁寧に取り除き、中煎りにしてみたところ、さっぱりとしたクリアな飲み口と程よい苦みと酸味を感じるバランスの取れた仕上がりになりました。すっきりとしたコーヒーがお好みの方におススメです。

B.コロンビア サンチュアリオ農園 500円

<豆の特徴>
サンチュアリオ・エステートの農園主カミーロ・メリサルデ氏は、元々放牧地であったところに約30年以上前の古き良き時代のコロンビアンマイルドコーヒーを復活させるべく、なおかつ完全にサスティナブルな条件下(土壌保全、地域社会への貢献、生物多様性の保護)でコーヒーの生産に取り組むべく、一から農園を設計し、1999年にこのプロジェクトをスタートさせました。 農園は標高1,850~2,100mの丘陵地にあり、農園の内外には、巨木が林冠をつくる豊かな森林が広がり、鳥やその他の野生動物の住居となっています。

<焙煎担当コメント>
コロンビアにおいて今となっては貴重なティピカ種(在来種)100%という極めて稀少なコーヒーです。中深煎りまで火を入れてみたところ、コロンビアらしいマイルドで深いコクがありつつ、ワインにも似たフルーティでスパイシーな風味をあわせ持つ素晴らしいコーヒーとなりました。力強いコーヒーがお好みの方におススメです。

by社長

※写真左上から時計回りに
・中国 雲南シモン生豆
・中国 雲南シモン焙煎後(シティロースト)
・コロンビア サンチュアリオ農園生豆
・コロンビア サンチュアリオ農園焙煎後(フルシティロースト)

約8年前